2019-11-16 池波正太郎と「どんどん焼き」 すっかり恒例となりました。「作家の顔」のシリーズです。 今日はご存知、池波正太郎。 代表作の鬼平犯科帳は熱狂的なファンが多く、テレビも面白かったですね。 また、池波正太郎は食通としても有名です。多くのグルメエッセイ本を出しており、私もその店を探して食べにも行きました。 どの店も本当においしく、さすがと思いましたが、池波正太郎の好物といった時に、名店のおいしいものではなく、「どんどん焼き」を思い出してしまいました。 「どんどん焼き」は池波正太郎のグルメエッセイ本の中でも、なんか不思議な感じがしたのを覚えています。 たくさんのおいしい料理を知っていたのに「どんどん焼き」。それは楽しかった思い出がよみがえってくるようなおいしさだっだでしょう。きっと。 なぜなら、普段の顔は割と仏頂面で煙草をくわえている写真が多かったのに、「どんどん焼き」の時は、エプロンをして、実に楽しそうな顔をしていましたから。 その顔がまっさきに思い浮かんだというわけです。