三島由紀夫とショートピース
今回の【作家の顔】は、三島由紀夫。大好きな作家です。好物を調べたんですが、食に関する逸話は少ないですね。ちょっと面白かったのが、カニはダメで、エビはOKだったこと。でも、たいした話じゃない。
まぁ、ボディビルをやっていたので、他の文士たちみたいに酒豪や食通になるわけないしね。
三島由紀夫といえば、煙草を吸っている姿が印象的。煙草は両切りのショートピース。実にカッコいい。
私も以前、三島由紀夫をまねて、缶ピースを吸っていたこともあるが、缶を開けた時の甘い香りはたまらなかった。
私はもう、とっくに煙草は卒業してしまい、けむりとニオイが苦手になってしまったが、三島由紀夫の煙草を吸う姿は、今でもカッコいいと思うし、ショートピースがうまいという記憶も変わらない。それは永遠に変わらないと思う。
絵に添えた「まあ、一日三、四十本です」は、自決する前日の父との最後の会話。ピースを一日に何本吸っていると聞かれた時の答え。