【司馬遼太郎】がゆく、坂の上の雲
今日の【作家の顔】は、司馬遼太郎です。
「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」、「坂の上の雲」、「国盗り物語」など、数多くの作品を残されています。
「あなたにとっての愛読書は?」と聞かれた時、この方の作品をあげる方は多いのではと思います。
私も「竜馬がゆく」が大好きで、こういうスケールの大きな人になりたいものだと思いましたが、まぁ、思っただけで終わってしまいそうです。
いつもは、その方の好物やお気に入りを取り入れて書いてますが、司馬遼太郎には、そのような物が見当たりませんでした。
魚嫌い、偏食。好物は油揚げくらい。
頭の中は歴史、歴史。作品を残すことでほとんどが占められていて、食事なんてどうでもよかったのかもしれませんね。
司馬遼太郎の作品が小学生の教科書に載ったことがあるのをご存知でしょうか。
その「洪庵のたいまつ」の出だしは、「世のためにつくした人の一生ほど、美しいものはない。」で始まります。
司馬遼太郎は、世のために、人のために、未来のために、自分の持っているものすべてを作品に注いでいたのかもしれません。
その生き方は、本当に美しかった。
心より敬服いたします。