違いのわかる男 遠藤周作
今日の【作家の顔】は遠藤周作です。
ご存知、狐狸庵先生。ぐうたらエッセイ本をたくさん出し、テレビやCMにも出ていて人気がありました。
一方では、「沈黙」など、キリスト教をベースにしたまじめな小説も出していて、こちらの評価も高く、ノーベル文学賞候補になるほどでした。「沈黙」は、最近ハリウッドで映画化されましたね。
私が大好きだったのは狐狸庵先生のほう。北杜夫とお互いのエッセイでやりあったりして面白かったです。
まじめなほうも、手には取ったりしたんですが、何か、楽しかったほうを失うような気がして、読むのはやめにしました。
私が好きなのは、狐狸庵先生のほうでいいと。
今回、似顔絵を描こうと、ネットで写真を探してみたんですが、私の記憶に残る狐狸庵先生ではなく、まじめな遠藤周作の顔ばかり。
仕方がないので、写真は参考にせず、自分の頭に残る狐狸庵先生を描いてみたら、なかなかいい感じで描けました。
そうそう、こういう顔だったんです。狐狸庵先生は。
私が常にくだらないことを考えてしまうのは、狐狸庵先生のぐうたらエッセイ本の影響なのかもしれません。